兼六園
水戸の偕楽園、岡山の後楽園に並ぶ日本三大名園の一つ。延宝年間(1673〜81)加賀5代藩主綱紀(つなのり)の時代に最初の庭が造られ、完成までに200年の歳月を費やしたといわれる。敷地面積11haの広大な園内は、林泉回遊式庭園で、徽軫(ことじ)燈籠、霞ヶ池、雁行橋、唐崎松、茶室夕顔亭、瓢池など見どころも豊富である。又、春の桜、秋の紅葉、冬の雪吊りと四季折々の風景が楽しめる。
ひがし茶屋街(旧東郭)
五木寛之の“朱鷺の墓”でも知られ、狭い道の両側には今も料亭が並び、細い格子をもつ2階建の家並からは三味線の音が聞かれ、情緒が深い。文政年間に建てられた茶屋「志摩」や、170年以上前の茶屋を修復した「懐華楼」の内部を公開している。 ひがし茶屋街
妙立寺(忍者寺)
砦を兼ねて作られた寺で、通称忍者寺と呼ばれる。一見2階建てに見えるが、実は7層4階になっており、庫裏には20を越える部屋や階段があり、落とし穴や、どんでん返しなどのからくり仕掛があちこちに隠されている。
忍者寺
巌門
岩盤が海食によってできた幅6m、高さ15m、奥行60mの貫透洞門で、能登金剛の代表的な景勝。周辺には千畳敷と称する日本海に突き出た平らな岩場や、高さ27mの搭状をなした鷹の巣岩があり、その他碁盤島、不動ノ滝などを巡る1周15分程の遊歩道が敷かれている。又、海上からの眺めを楽しめる遊覧船も運航されている 巌門
白山国立公園
本公園は、本州中部地方の山地帯の西端に位置し、白山連峰を中心とする南北約50kmに延びる山岳国立公園である。白山は富士山・立山と並び信仰の山として古くから日本3名山に数えられ、信仰のシンボルとして親しまれてきた。主峰御前峰(2,702m)をはじめとする高標高地は日本の高山帯の西南限に当たり、高山植物も豊富である他、ハイマツ・アオモリトドマツなど白山を分布の西南限とする植物も多い。また、ブナの原生林も広く残されており、このような豊かな植生はツキノワグマ・カモシカ等の大型ほ乳類やイヌワシ等の大型鳥類の生息地としても重要である。
 利用形態は、登山や白山スーパー林道を利用したドライブ、山麓部での温泉保養が中心である。