タイトル

立山黒部・アルペンルート
ケーブルカー・ロープウェイ・トロリーバスなどの乗物を乗り継いで、日本の屋根・北アルプスを横断する山岳観光ルート。中部山岳国立公園に位置し、一帯は原生林・高山植物や野鳥の宝庫となっている。立山〜扇沢までの全区間が開通するのは毎年4/下〜11/下で、雪の壁にはじまり初夏の新緑・お花畑、秋の紅葉と、期間を通じ見どころは絶えない。春スキーのシーズンは4〜5月。なお、富山〜信濃大町まで通り抜け1日コースとして時刻が組まれた「TKルート」があり、事前に予約すると便利。
マイカーの回送:アルペンルート内へはマイカーの乗り入れはできないため、扇沢〜富山・立山・宇奈月、大町温泉郷〜立山・宇奈月などの車両回送サービスがある。回送所要時間は約5時間。
立山・黒部アルペンルート
称名滝
落差日本一(350m)の巨爆。弥陀ヶ原の北端を削りとるように流れる称名川が岸壁を4段になって流れ落ち、その水量は毎秒1〜2tに及ぶ。又、雪解けで水量の増す春には、称名滝の右側にもう一つの滝(ハンノキ滝)が現れ、2本の滝が巨大なV字を描く。峡谷の途中には安山岩の絶壁が2kmに渡り続く悪城(あくしろ)ノ壁がある。
称名滝
黒部峡谷
北アルプスの中央部、富山湾に流れ込む黒部川が後立山(うしろたてやま)連峰と立山連峰の間に刻み込んだ峻険な峡谷。黒部湖を境に上流は上廊下(かみのろうか)、下流が下廊下(しものろうか)と呼ばれる絶壁の、わが国で最も深い谷。峡谷は水源地から扇状地に出る愛本までの間だが、一般には宇奈月温泉から上流を指し、黒部峡谷鉄道からの車窓展望と欅平(けやきだいら)の猿飛峡見学が一般の観光ルート。
黒部峡谷鉄道:黒部峡谷探勝には欠かせないトロッコ電車で、峡谷唯一の交通機関。全長20.1km、宇奈月〜欅平間を結び、車内放送で車窓展望を案内してくれる。所要片道約90分。
黒部峡谷